2025年度ALLOTMENTトラベルアワード受賞者は、村上美樹さん
2025年度ALLOTMENTトラベルアワードは、国内外から117名の方々からご応募いただき、審査員の福原志保氏、長谷川新氏による厳正な審査の結果、村上美樹さんに受賞が決定いたしました。
村上美樹さん (1994年 秋田県生まれ)は、2019年に京都市立芸術大学美術研究科彫刻専攻を修了し、その後も京都を拠点に活動続けている。その作品は自分自身や他者の個人的な経験や記憶に焦点を当て、それらの忘却や物の廃棄に対する 抵抗と愛着を重要な要素とし、展示空間に構成することで、鑑賞者と相互作用が起こり、体験が拡張される「記憶の場」となるような作品を制作し発表を行なってきました。
今回のALLOTMENTトラベルアワード助成金の渡航先はチリのアタカマ砂漠にある洋服の墓場と呼ばれる場所です。美しい大自然の砂漠の中に突然そびえ立つ服の山(墓場)を体験し、人間と物との関係に根本的な疑問を投げかけながら、大量生産され消費され捨てられた服に新たな人との関係を再生する作品「ソックモンキー 」または「ソックモンスター」を裁縫 して制作する予定です。
The Allotment Travel Award winner 2025 is Miki MURAKAMI. She was selected from the 117 Travel Award applicants we received this year. The judgment committee was held on the 2nd August in Tokyo and the panel of judges were Shiho FUKUHARA and Arata HASEGAWA. Miki MURAKAMI (B.1994) graduated from the Kyoto City University of Arts, Department of Sculpture in 2019 and has since continued to base her work in Kyoto.
Her works consistently focus’ on her own and others personal experiences and memories. Often the exhibition space is structured around the attachment people feel towards their possessions and the sadness they feel or the ego and arrogance that exist when they are discarded, expanding the experience as a “place of memory.”
Miki MURAKAMI intends to utilize this year’s ALLOTMENT Travel Award by visiting a place known as the Clothing Graveyard in the Atacama Desert in Chile.
2025年度ALLOTMENTトラベルアワード:受賞者: 村上美樹 (京都市在住)
主な展覧会
2025 国際的非暴力展 #SUM_MER_2025 (京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA,京都)
個展: 滞在制作展『南観光旅行記』(三和進駐基地 SanHo Lab,台南区,台湾)
2024 国際的非暴力展 #W_INTER_2024(京都市立芸術大学,京都)
2022 若手芸術家支援企画『愛着再考』(神戸アートヴィレッジセンター,神戸,兵庫)
村上美樹とフベンの生活圏を広げる展示『手が6本』(棒/VOU,京都)
2021 個展: 天理市滞在制作成果発表展『オブジェクトの声を聞く旅に出ること』 (Art-Space TARN、天理)
アーティスト・イン・レジデンス プログラム2021 “invisible connections”
レクチャーパフォーマンス『光が痕跡となって山にとまる』アーカイブ展示(国際芸術センター青森, 青森)
2017 個展: MAGAZINE×kumagusuku presents キョウトニイッテキマシタkumagusuku
『A piece for cake in HYAKKETSU.』(JR京都伊勢丹、京都)
2016 個展:『とりとめのないもの』(ギャラリーマロニエ、京都)
URL:https://murakamimiki.com/
Instagram:ttps://www.instagram.com/ugandadada/
WORKS
1|Sockmonkey_001
2|南観光旅行記 インスタレーションビュー, 2025
3|Sockmonkey_010
4|レクチャーパフォーマンス『光が痕跡となって、山にとまる』撮影:小山田邦哉
5|レクチャーパフォーマンス『光が痕跡となって、山にとまる』撮影:小山田邦哉
© 村上美樹
総評 – 福原志保 (ふくはらしほ) / アーティスト
今回、私は初めてALLOTMENTトラベルアワードの審査員として参加させていただきましたが、このアワードは、アーティストが新たな視点や感覚を掴むための「旅」を後押しするものです。旅とは、未知の対象に出会うと同時に、自分の輪郭を揺らがし、見つめ直す行為でもあるのだと、私も再認識させられました。
2025年度は国内外から117名もの熱意あるアーティストの皆さんから応募があり、これほど多様な「旅」への計画を一度に読ませていただく機会は初めてで、とても刺激的な経験でした。移動が多い生活を送ってきたため、いつしか個人的な動機での「旅」をためらってしまっていた自分に気づかされました。皆さんのプランには、それぞれの想いが込められており、その場に赴き、ただ見るだけでなく、その土地の空気を吸い込み、誰かと体験を共有することの根源的な価値を改めて気づかせてくれたように思います。アーティストにとって、作品を作ること、発表することだけが活動の全てではないということが、皆さんの姿勢から伝わってきました。
特に今回は、自身の表現の核にあるものと深く向き合い、そこから新しい展開を生み出そうとする姿勢が印象的なプランが複数ありました。実際の作品を拝見せず、書類だけで判断することは非常に難しい作業でしたが、私と長谷川新さんの二人で審査にあたり、長谷川さんはキュレーションの知見から作品やアーティストのことを本当によくご存知で、そのおかげで、より深く議論することができました。ご一緒できて学ぶことが非常に多くありました。最終的に6名の候補者のプランがどれも素晴らしく、甲乙つけがたい状況となり、選考はとても悩ましいものになりました。審査では、応募者それぞれの身体からしか生まれ得ない表現、そして旅を経てこれまでの常識や価値観が覆されてしまうような、そんな制作を大きく変える可能性に注目しました。
受賞された村上美樹さんのプランは、ご自身の身体的な実践を、現代社会の物質的な連続の現場へと接続しようとする点に強い説得力を感じ、長谷川さんとの意見が一致しました。村上さんは、ご自身の作品において、個人的な経験や記憶に焦点を当て、物の忘却や廃棄に対する抵抗と愛着を重要な要素とし、体験が拡張される「記憶の場」を制作されています。
渡航先であるチリのアタカマ砂漠に形成された「洋服の墓場」は、現代の大量生産と消費、そして廃棄という、人間と物との関係が破綻した極点のような場所です。登山をしてその過程で傷んだ靴下を「ソックモンキー」へと繍い変えるという村上さんのこれまでの実践にとって、この廃棄された洋服の山は、まさに「登頂」し、向き合わなければならない極点だと言えるでしょう。大量に捨てられた服に対し、「ソックモンキー」または「ソックモンスター」を裁縫して新たな人との関係を再生するという試みは、物質性への徹底的な関わりを通じて、愛着と喪失のテーマをグローバルなスケールへと広げる挑戦です。今回の「トラベル」によって村上さんの制作が大きく進化することを強く期待しています。
栗原亜子さんのプランは、最後まで受賞者と悩んだ高評価の案です。「オセロ」のルールを「打ち消さず加筆する」独自の方法論が興味深く、今回の「旅ガラス、私」というテーマで、チェコのボヘミアングラスの産地をリサーチするというものでした。ガラスという硬質な素材と、彼女独自の「加筆性」という視点が出会った時、私たちが知覚する「記憶」のあり方を更新してくれるのではないかと、その展開に大いに期待しています。
岡野敦美さんの、光や空気のうつろいを捉えるため、絹を「物質化した光」や「柔らかな皮膚」と捉える視点はユニークです。群馬県の工房で、絹が「命の営みから生まれる存在」であることを身体感覚で理解しようとするプランは、彼女の主題である「皮膚」「境界」「膜」を、より深いレベルで表現することに繋がるでしょう。素材の根源に立ち返ろうとする野心的な計画に、感銘を受けました。
「氷染色」を用いる浅井沙弥香さんが、気候変動の最前線であるアイスランドの氷河を訪れるというプランは、今まさに私たちが向き合うべきテーマへの挑戦だと感じました。氷が溶けていく脆さや偶然性を作品の核に据える彼女にとって、現地での「その場限りの染色パフォーマンス」は、消えゆく自然の美をリアルに伝える強いアクションとなるでしょう。「氷の祈り」という構想に、彼女の誠実な姿勢と詩的な可能性を感じ、とても惹かれました。
宮内由梨さんは、「かゆみ」や皮膚の感性に焦点を当て、その背景にある「感覚の政治」から社会を読み解こうとしています。インドネシアで現地の排気ガスや廃油から「汚れた石鹸」をつくるという計画は、「水と油」「毒と薬」という構造を通じ、「洗う」という行為の歴史的な暴力性に向き合うものです。私自身の関心とも深く共鳴するクリティカルな問いであり、このプランがどのような作品へと結実しうるのか、注目しています。
上村洋一さんが提唱する「Meditative Hunting(瞑想的な狩猟)」は、音を探求する彼の実践を支える優れた理論的枠組みです。北欧ラップランドの先住民サーミの伝統歌「ヨイク」が持つ「環世界的(Umwelt)」な存在を探求する計画は、人間中心主義を超える彼のプロジェクトの核心を突いています。さらに、現地の言葉をモールス符号に訳しドローイングするという、言語の限界を超えようとする静かながら強靭な探求心が印象的でした。
そして上記以外にも、大原奈緒子さん、柴田若奈さん、やんぢゃさん、金子未弥さん、古西穂波さん、津村侑希さん、遊舞舎慶子さん、細井えみかさん、小山裕紀子さん、相澤安嗣志さん、鷹業由佳さんのプランについても、最後まで議論が交わされました。
素晴らしいプランの数々にふれ、審査という形で皆さんの「旅」への想いに関わらせていただいたことに、心から感謝いたします。今回ご応募いただいた全てのアーティストの皆さんが、それぞれの場所で実践を続け、探求を深めていかれることを応援しています。
総評 – 長谷川新 (はせがわあらた) / キュレーター
前回に引き続き、Allotmentの審査員を務めました。2回やったら交代という仕組みなので、自分は今回で終わり、次回からは別の方にバトンを渡すことになります。審査はいつもどおり、そして予想どおり、困難を極めました。 今回は、最終ふたりに絞るどころか、6名による三つ巴ならぬ六つ巴でした。選ばれた村上美樹さんの「トラベル」は、地球の反対側に近い、チリの「アタカマ砂漠」を訪れるというものでした。そこでは、廃棄された洋服が「山」のようになっている。チリは世界最大級の古着輸入国らしく、アタカマ砂漠の西には南米最大級の自由貿易港イキケがあるようなのです。そこから毎年大量の洋服が砂漠へと廃棄され、「山」を形成する。登山をして、その過程で傷んだ靴下を「ソックモンキー」へと繍い変える村上さんにとって、廃棄された洋服の山は、実践の延長線上かつ極点でもあり、「登頂」し、無事に「下山」しなければならない。大胆かつ必然性に満ちたプランでした。思い切りがなければ実行できなさそうなプランに対して、Allotmentが背中を押す役目を果たせているなら、嬉しく思います。と同時に、安全に現地を満喫できるよう、さまざまな準備を講じてほしいと思います。
最終候補として悩んだ「トラベル」案に限らずなのですが、今回は沖縄を訪れたいとするプランがとても目につきました。だからこそ、逆に、ひとりひとりの着眼点、方法論、動機などの違いがくっきりと浮かび、興味深かったです。沖縄とひとくちに言っても、島によって、あるいは捉え方によってバックグラウンドはかなり異なる。すでに訪れたことがあって、「再訪」のために応募をする、というケースも散見されました。Allotmentのさまざまな使用法が試みられているようです。さらに付け加えるならば、「トラベル」にある種の苦しみを覚悟しているようなプランがいくつもありました。自分のこれまでを否定するような契機になるもの、切実で重い事実に直面するもの、より個人的な反省が含まれるものーー。応募書類を何度も読み返し、福原さんと意見をかわしながら、最終的には、「飛躍」の後押しになるような、allotmentならではの「トラベル」を推すことに決めました。
最終局面でとくに村上さんと拮抗していたのは栗原亜也子さんでした。栗原さんは「オセロ」の対戦を制作の方法論として導入している作家です。黒を白に、白を黒にひっくりかえすのが通常のオセロだとしたら、栗原さんの作品は黒と白が打ち消されずに「加筆」されていく。たんなる勝敗でも、コミュニケーション偏重でもないあり方が興味深く、生活と制作の両立を模索しながらこつこつと続けてこられた方なのだろうと思います。今回はチェコのガラス工房を訪れ、ガラスというメディウムについて学ぶ「トラベル」案。今後、ガラスの扱いを自分のものにされた暁には、まとまったかたちで展覧会として仕事の全容を見てみたいです。
金子未弥さんのプランも生き生きとしていて、「トラベル」の楽しみがこちらに伝わってくるようでした。インドの天体観測施設「ジャンタル・マンタル」を訪問するというプランは、金子さんの「未発見の小惑星観測所」プロジェクトの核心部分にダイレクトにかかわってくるとともに、作品のあり方を、具体的な方向、抽象的な方向の双方に向かって進める推進力になるものでした。
丹治りえさんは、沖縄にルーツをもつペルー・リマの人々に沖縄料理を習う計画をたてていました。これまで誰かの住まいを体験し、再現するというかたちで制作を行ってきた丹治さんですが、近年はレジデンスの経験を重ね、料理をする人の手の動き、仕草に注目するというアプローチに挑戦しようとしていました。何か手応えをつかみ、その手応えをたよりに、次の一歩を踏み出そうとする姿勢が感じ取れました。
Koさんは、⽣物学の研究者でもある傍ら、沖縄戦生存者の証言集を読み、かつて起きた出来事への接近不可能性ではなく、いまある風景からでもなにかこの体が感じられることがあるはずだというアプローチをとろうとしていました。10年沖縄に住んで生活を送ってきたKoさんが、いま本土から改めて沖縄に「トラベル」するという姿勢は無視することのできないものでした。研究、制作、生活、再訪の重なり合いにおいて、どのような表現が蠢き出すのか、楽しみにしています。
水野渚さんは、2年間、沖縄防衛省で働いた経験をもつ作家です。そこから、土地の所有、その土地は誰のものなのかということについての問いが立ちはだかっていったといいます。今回の「トラベル」では、「琉球薬草探求会」を訪れ、サトウキビの絞りかすからガラスを制作するという計画が立てられていました。Koさんもそうですが、さまざまなバックグラウンドをもちながら、いくつもの重ね合わせのなかで制作を行う作家からの応募が複数見られたことは今回の特徴でした。ジャンルの横断はそれ自体が目的では決してないし、当然横断しているからよいわけでもない。それぞれの時間を過ごしたそれぞれの身体からしかできないことを、形にしていってほしいと思います。それぞれの基準線を超えるような、あるいは基準線が書き変わってしまうような、そんな表現を生み出してほしいです。
ほかにも、岡本羽衣、 小松原裕輔、たくみちゃん/橋本匠、岡碧幸、久松知子、寺田健人、髙橋凜、仲本拡史、本山ゆかり、高田マルの作品に言及がなされ、議論が行われたことを付記します。ひとりひとりに、良き旅が行われることを願っています。そして、このAllotmentもまた、良い旅が続いていきますように。自分はAllotmentに携わることができて幸運でした。本当に、ありがとうございます。
2023 Travel Award データ
応募者総数:117名 /国内外より
審査 : 2025年8月03日(土)東京両国の喫茶ランドリーにて、審査員の福原志さん/作家と長谷川新さん/キュレーターにより厳密な審査をおこなった。
受賞者 : 村上美樹/京都市在住 (助成金:25万円)
渡航先:チリのアタカマ砂漠にある洋服の墓場と呼ばれる場所
2025年度トラベルアワード募集要項
トラベルアワードの目的は、若手美術作家が活動していく中で日常生活と作家活動の両立に伴う様々な問題、または作品を継続して制作していく中での閉塞感といった問題に直面する作家に対して、新たな行動の機会を与え、前進する制作の手助けをすることです。制作旅行とは、作家が新たな作品制作をするために直接的または間接的に興味の有る場所を訪れて滞在し、その土地特有の地理的条件や歴史的背景などから自己の作品制作に必要なソースを抽出することです。
国内の制作旅行を主に、またはアジア圏やアメリカ、ヨーロッパなど、トラベルアワードを使って新たな作品制作に挑む若手作家を下記の内容で募集します。
2025年度トラベルアワード募集要項
応募期間
受付開始:2025年4月20日(日)
締め切り:2025年7月6日(日)
対象/応募資格
25歳から上限なし。(年齢の上限はありません、また積極的な作家活動をしている人を対象としているので学生は不可とします)
助成金額
25万円 一名
助成金の使途
受賞後1年以内に制作旅行および作品制作に使用すること。より活発な制作活動をするために自己資金をプラスしてもよい。(制作旅行から帰って6ヶ月以内にリサーチレポートまたは作品を提示する)
受賞者発表
2025年8月6日(水)までにメールで本人に通知します。
その後8月11日(月)にHPで公式に発表します。
選考審査員
福原志保 (ふくはらしほ) |作家
長谷川新 (はせがわあらた) |キュレーター
申し込み方法
トラベルアワードの応募から受賞者発表までの流れは以下のとおりです。
受付開始
2025年4月20日(日)
申し込み方法
申し込みフォーム1,2をダウンロードして 1. 略歴 2. 制作旅行援助金を使って行きたい場所とその理由に必要事項を記入し 3. 作品画像5枚と一緒にひとつのフォルダに入れて圧縮(Zip)して下記アロットメント事務局のメールアドレス迄送信ください。
info@allotment.jp
提出書類
- 略歴 (PDF申し込みフォーム1 ダウンロード)
- 制作旅行援助金をつかって行きたい場所とその理由 添付2枚以内 (PDF申し込みフォーム2 ダウンロード)、目的地、何故そこに行きたいか、そこへ行って何をしたいか、どんな作品を作ってみたいか、など審査員に分かりやすくまとめて書いてください。
- 作品画像 / 映像
- 作品画像5枚まで添付(最大画像サイズ 各1.2MBまで)
作品の全体像、またはディテール、インスタレーションの様子など。申し込みフォーム2の下、作品画像詳細1, 2, 3, 4, 5を記入。 - 映像/ビデオ作家に限り必要であれば、映像を5分以内(MP4, MOVに変換/最大ファイルサイズ80MBまで)にまとめて、WeTransferにて、下記の要領でお送りください。
WeTransfer https://wetransfer.com/
送り先は、宛先: info@allotment.jp 氏名: アロットメント事務局
また、ファイルを送る時はMessage欄にご自分の氏名をご記入ください。(注: ビデオファイルは返却できませんのでご了承ください。また、無断での画像の使用などは有りませんのでご安心ください。)
- 作品画像5枚まで添付(最大画像サイズ 各1.2MBまで)
受付締切り
2025年7月6日(日)
受賞者発表
2025年8月6日(水)までにメールで本人に通知します。
その後8月11日(月)にHPで公式に発表します。
2025 Travel Award 審査員
ALLOTMENTトラベルアワードの審査は、原則2名で行います。審査員は、任期を2年とし、毎回新しい審査員が関わる形としています。また、審査員は、任期を終える時に、次の審査員を推薦していただきます。ALLOTMENTトラベルアワードは、応募していただくアーティストに対して、多様な評価を与えられるようなシステムによって継続的に運営していきます。9回目となる2025年は、下記の2名が審査いたします。
福原志保 (ふくはらしほ)
アーティスト、デザイナー、Poiesis Labs CEO

アーティスト、 デザイナー。ロイヤル・カレッジ・オブ・アートMA(RCA)Interaction Design修了。2004年にロンドンにてBiopresence Ltd.を設立、Artistic Research FrameworkのBCLを2007年に結成。2019年より生命倫理、人と技術、人と環境の関係からエラーの意味を再発見し、人間を取り巻く環境を捉え直すことをテーマにしたアート作品をHuman Awesome Errorとして発表している。京都にPoiesis Labs合同会社を設立し、アート、工芸、デザイン、テクノロジーのプロジェクトを企画運営する。身体性と審美性と物質性の関係性が私たちの意識にクリティカルに作用することに注目し、Googleにて素材の研究開発とデザインに従事。
hae.tokyo
acc-cm.or.jp
長谷川新 (はせがわあらた)
キュレーター

インディペンデントキュレーター。主な企画に「無人島にて―「80年代」の彫刻/立体/インスタレーション」(2014)、「パレ・ド・キョート/現実のたてる音」(2015)、「クロニクル、クロニクル!」(2016-17)、「不純物と免疫」(2017-18)、「STAYTUNE/D」(2019)、「グランリバース」(2019-)、「約束の凝集」(2020-21)、「SEASON2」(2023)、「陸路(スピルオーバー#1)」(2024)、「西澤諭志個展1日外出券」(2025、相談所企画)など。「日本戦後美術」を再検討する「イザナギと呼ばれた時代の美術」を不定期連載(Tokyo Art Beat)。共訳にジュリア・ブライアン=ウィルソン『アートワーカーズ制作と労働をめぐる芸術家たちの社会実践』(フィルムアート、2024)。国立民族学博物館共同研究員(2020-23)、日本建築学会書評委員(2018-23)など。
robarting.com
2025年後援者 White Rainbow Limited UK


































